類似02+言及。

▼正露丸訴訟、ラッパの大幸薬品が敗訴

胃腸薬「正露丸」を販売する大幸薬品が、同種で同名の胃腸薬を販売する和泉薬品工業を相手取り、販売差し止めと損害賠償などを求めていた正露丸訴訟で、大阪地裁は大幸の請求を棄却する判決を下した。

このニュースを先日テレビで見て愕然としました。
正露丸というもの自体を詳しく知らなかったとはいえ。
ちょっと調べただけでこんなにも混沌としているとは
思いもよりませんでした。

正露丸・資料>>>こちら

リンク先を見てもらえばわかるようにこれは、
類似というか模造品に近いです。
ラッパのマークの正露丸を買いたい人の買い違いにつけ込む
という悪意すら感じます。

大手さんの商品を（多少は）まねるのはありだと思いますが、、、
パクるにしても独自性のないパクリですね。
パクリのパクリになっているような気がします。
表面だけをまねているだけですね？
いわゆる、便乗・寄生商法ですか？
こうなれば、例えば「白い箱の正露丸」の方が目立ちます。

▼ラッパのマークの正露丸のCM・広告の恩恵の流れ

大幸薬品さんがCM・広告にお金をかける。
　　　　↓
「正露丸」の認知度が上がる。
　　　　↓
お客さんは「正露丸」を求める。
　　　　↓
お店には同じようなパッケージの「正露丸」だらけ。
　　　　↓
お客さんは「正露丸はどれも同じだと思っているから」
どれを買っても同様の効果が得られるに違いないと、
どれでも「正露丸」を買ってしまいます。

お店で、商品のパッケージを見るのはたかだか2・3秒ですから。
細かい部分の確認作業はしない人の方が確実におおいです。

でこの場合の、問題点は良い評判も悪い評判も
大幸薬品さんにくることです。
一番有名なところが矢面に立たされるということです。
「間違って買ってしまった、ちゃんと規制してほしい」
「効き目がわるい」などのことも言われるでしょう、たぶん。
あくまでも、大幸薬品さん=「正露丸」ですからね、現実的には。

さらに、根本的な一番の問題は「司法判決」です。
正直言い方はよくないですが、「ばかか？！」と
「しょうがくせいかよ、、、」と思いました。
裁判官などなどの常識のなさ・一般人とかけ離れた感覚が
露呈されましたね。
もし、陪審員制度なら判決は変わったはずです。
　　　　+++陪審員制度も問題あると思いますが、、、+++
これに関わった人たちは、スーパーなどの商品の陳列を
見たことがないんでしょうか？
正露丸しかおいてない店などあり得ないわけですから。
ほかの商品の中にまぎれて、目的の商品を探す大変さが
わからない人たちの判決らしいです。

もう一度言います。
通常お店で商品のパッケージなど2・3秒しか見ません！
その2・3秒で、競合会社と差をつけるために
よいデザイナーは死ぬほど頭を痛めます。
たまには、血でも吐くでしょう、、、
なのに、この判決はデザイナーというものの価値を
根本から認めないというものにすらなったように思います。

とても、残念なニュースでした。
裁判自体は、まだまだ続くと思いますけどね。