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sirokuro_写真・音楽・生活。

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hikari
「ライチ☆光クラブ」
マンガ・エロティクスF(初出)
古屋兎丸さんの漫画です。
「東京グランギニョル」の舞台を
オリジナルにて漫画化。
単行本化を待っていたわけでもなく
気がついたら出ていました。
最近の古屋兎丸さんの漫画には、
興味薄になっていたんですが、、、
「Palepoli」は、復刊含め三冊もっています、、、
写真集は、買っていません。
ほかは、ほとんどもっています。(π 以外、、、)
絵のレベル・ブラックジョーク・敷居の高さどれをとっても
一級品ですが、好き嫌いをえらびます。
嫌いな人は、まず見かけることすらないと思います。
全ての作品にいえますが、、、

ぼくも「π -パイ-」は好きではなかったです。
いま、フリーになってこの漫画か、、、と、ちょっとがっかりしました。
ウンチクやらばかりがめだって、初動がない感じがしました。
作画もちょっと淡白すぎかなぁと。
   +++いま思えば、再出発に期して原点回帰、
     漫画らしい漫画をしたかったのだろうか+++

ほかは、圧巻です。
「プラスチックガール」の薄気味悪い・後味の悪さ。
「Marieの奏でる音楽」の長編なのになかだるみしない
構成力・世界観・そして作画力、機械仕掛けの原生林はすばらしい。
話も好きでした。名作だと思います。
「ショートカッツ」の軽妙さ。
なんでも、描ける作家さんという印象です。

そんななかでも、完璧だと憧れる作品があります。
正直いままでの人生の中でも三作に入ると思います。

「Garden」収録の「エミちゃん」です。
内容も決めず下書きなしコマ割りなどの計算なしのまんが。
作者本人が自分のために毎月8ページづつ描き、
つづきは来月の自分に託すという異例の作品。
不安とか、悩み・疑問をなくす自分に対する挑戦という
背景がこの作品からみじみでています。
この衝動が、ぼくが憧れる要因です。

「ライチ☆光クラブ」には、「エミちゃん」にちかいにおいがします。
読者をひきもどす力のある漫画家。
もっている根底にやはり憧れます。
絵は、昔の方が好きかなぁ、、、という気持ちもありますが、、、
読みごたえのある作品です。

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name▲4696grizzly
自己紹介▼
2006年9月_愛媛県松山で
グリズリー(デザイン事務所)を設立。
本家サイト_リニューアルしました。
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